耽美で妖艶、なのにどこまでも上品な文体。性の倒錯、行間からにじみでるような頽廃は作中に出てくる女でも男でもない摩訶不思議な生き物の生態をあらわしているかのよう。危険と知っていても侍っていたいと思っ…続きを読む
ですます調の敬体で綴られる本作品。それ自体結構レアで、惹かれるものがあります。実際この物語の世界観を支える重要なファクターになっていると思います。美しいけど、どこか影がある・・・・・・これは…続きを読む
伝説にあるような泉のなかに引きずり込まれるような、水中にゆらゆら泳ぐような流ちょうな文体は読んでいてため息が出ます。怖くて美しい。残虐なシーンもあるのですがどこかさっぱりとして非常に読みやすいです…続きを読む
なんと怪しく美しく残酷な世界観!文語体でつづられながらも流れるような文章は声にだして読みたくなります。「きれい」と「きれい」のあいだに「こわい」が顔をのぞかせて、ぞくっときます。恐怖も薄ら寒さも…続きを読む
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