王宮に攫われた占い師と後宮内で身元を偽り出没する国王が結ぶ恋愛物語

陰謀により公爵である父親が、余命幾ばくもない所に再婚を迫られ、公爵家に乗り込まれた継母に家督を奪われ、継母の連れ子には許嫁を取られたヒロインが、病に伏せる実妹の薬代を稼ぐ為、自慢の占いで、『青の貴婦人』と呼ばれる程評判を博す占い師をしていた。その占い師に後宮の三貴妃が占いを所望と宰相が知り、後宮内で起きた事件の主犯が、その三貴妃の一人と目算する宰相が、占いを通じて事件の証拠なり確証を占い師に掴んで貰いたく、占い師を拉致し、三貴妃との占いを実施された。残念ながら占いをする限り犯人に結び付ける事案はなく、只、占い師は、男子禁制の後宮でトマト栽培に励む庭師と親しくなり、恋心を抱く様になった。
紆余曲折の末、件の庭師が国王と知ったヒロインと、ヒロインに好意を持っていた国王とが、悪事解明の場となった舞踏会で結ばれる、素敵なラブストーリーと思います。

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