★★★ Excellent!!! 雨の日には黄色いスカートを思い出す 矢口 水晶 レトロな雰囲気が漂う短編小説。昔のドラマに出てくるようなアパートの一室で、寄り添う男女の姿が鮮やかに目に浮かびます。 この先も雨が降るたびに、主人公は黄色いスカートを思い出すのでしょう。そのことを思うととても切なくなりますが、雲の合間から光のさす情景はどこか晴れやかです。 悲しみの中にも前向きになれる予感を残してくれる、結末の美しい描写が印象的でした。 レビューいいね! 1 2017年1月29日 14:31
★★★ Excellent!!! 優しくて悲しいお話 水原 鍵子 浮かんでくる情景の中に確かに主人公と彼女が生きています。 更に話の掛け合いがリアルで、実際のドラマを見ているかのように本当に映像が浮かぶ素晴らしい文章力です。 黄色のスカートがこのような意味を持つのか、と発想力にも鳥肌が立ちます。 読まないと必ず損をすると思います。 レビューいいね! 1 2017年1月25日 12:40