「純文学」とはこういう作品なのでしょうね——。清涼な読後感、保証します

淡々と描かれる、ヒロインの日常。一人暮らしの女性の日常と、会社での仕事のルーティーンを、きめ細かに描いて、そこに爽やかな男女の恋を絡めている。出会いは「謎」から始まるが、ラストでそれが明かされる。 「純文学」という括りで言ってしまってはいけないかもしれないけれど、久しぶりに触れる「空気感」でした。