あの娘ぼくが読書案内書いたらどんな顔するだろう。

書評が好きです。
そして書評を書くのは難しい。
なにせその本を、読者におすすめするのであって、要約して知ったかのように錯覚させるわけではないのですから。

世の中にはそりゃもう本はたくさんあります。
そして、ほとんどの人は「興味あるもの」しか読まない。
千冊読んだとして、それは本人の趣味の範囲内であったりするわけです。なので「読書が趣味」を自認する人々と話していて、噛み合わなかったり、いやなやつだと興味のあるもののほうへと話を反らしたりするわけです。
「あ、まだ読んでないんだ〜!」というために。
「面白いから読んでみなって」とドヤ顔ですすめるために!

読書芸人スキルを、僕たちは上げなくてはならない。
それこそが地道で確実な、「本を読む人」を増やす方法ではないでしょうか。

カクヨムに、たくさんの読書芸人的なユーザーが現れたら面白い、と思っています。
自分の小説と同じくらいに、人の小説をすすめる熱があるといい。
もちろん、それは、自身が面白い小説を書くこと(書こうとすること)前提のお話ですが。

いろいろな人の書評・ブックガイドが読みたい。
同じ趣味の人を見つけるのも楽しいけれど、興味なかったけれど、紹介されててちょっと気になった、をもっと増やしていきたい。
もしそんなことを考えている方がいらしたなら、ぜひ読んでみてください。
オフィシャルだしなんとなく気後れする……のはもったいないです。