ビルヂングの3階に事務所を構える新聞記者、裏島。彼のもとに集まる面々は、人間あり、アヤカシあり。何を隠そう、裏島はアヤカシ記事専門の記者なのだ。電気ではなく蒸気機関が発展した、大正25年の東…続きを読む
読者を引っ張りこむ導入の巧さ。力業ではなく自然と話の世界へ至る道を作っている。一人称なのでいかに早く語り部の子の視点に読者をシンクロさせるかが鍵なので、この点はとても作者の方の手腕が発揮されてい…続きを読む
落ち着いて話を聞いてくれ。一度しか言わない。この話には、面倒見がいい記者のおっさんと、元気な記者見習いの女の子と、無口でミステリアスな(本当にミステリアス)青年と、そしてぶっきらぼうながら愛嬌…続きを読む
スチーム&ミステリーもの。あやかしを題材にした和風ファンタジーでありつつも、話の本筋はミステリー色が強く、そこにスチーム要素がアクセントとして入ってくる。様々な要素がてんこ盛りで、面白くないわけ…続きを読む
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