オカルト研究会の野望

　オカルト研究会には真鳥(まとり)と亜紀(あき)の二人しか所属していない。五人集め、顧問を見つけることができれば部として昇格し、部室も手に入る。真鳥は亜紀のために部室を手に入れることを誓う。そのためには興味を持ってくれた人に示せる実績が欲しい。そのためにはどうするか。二学期の期末テストが終わったその日、寒風吹きすさぶ中庭でオカルト研究会の会議が行われようとしていた。
　
　先に「書庫の幽霊」「不器用と不格好」を読んで頂くと分かりやすいかもしれません。読まなくても大きな影響はないと思います。