第08話 敗者に残された道への応援コメント
肉薄した逃走描写に感心しました。
家族を抱えての逃走は、沈着冷静でないと難しい。
よくある登山での遭難シーン(実際に私も遭難して山中で一夜を明かしたことがあります)をも上回る苛烈な描写ですね。
作者からの返信
お褒めに預かり光栄です。
ところで、石浜さんは小説顔負けの経験をしているんですねぇ。その時は「死ぬかも」と慄いたと思いますけど、そんなシーンを登場させました?「逆上」も「天使と悪魔」も未読で、失礼な質問ですけど…、良い機会は再び巡って来ないでしょうから。
ところで、失礼の二度塗り質問なんですが、絶版とは、在庫もゼロになるものですか?
第03話 スサノオの叛乱への応援コメント
スピードのあるスリリングな戦い、面白くて一気に読みました。
双方の物理的作戦と、下準備、そしてさらに三つ巴の心理的な駆け引きなど、関ケ原の戦いを彷彿させるかのような壮絶なスペクタクル映画を観てるような錯覚にもなりました。
しかし驚いたのは、邪馬台城内でまちぶせていた狼、犬の不意打ち。そしてその後ろでは須恵器石灰弾のこれまた不意打ち。まさに前門の虎後門の狼作戦。
このような宇宙人的頭脳作戦を持つタケミカズチとはなに奴?
あまりに図抜けている。
ということで、彼の出自はとうていこの小さな列島の者ではないと思ってしまいました。
余談ですが古事記の国譲りの段でも、なぜか唐突に彼が現れてきて、あまりにあっけなく国津神たちを帰順させてしまいましたからね。
作者からの返信
この直前に9話にも❤️を頂いているのですが、この応援コメントは2話に関してだと思って反応しますね。まぁ、幾多もの❤️を有り難うございます。
未だ戦闘シーンの記述に長けていないので、小道具を多用しました。当時の技術レベルで調達できる飛び道具は何だろう?と頭を捻り、四苦八苦です。少なくとも2話は楽しんで頂けたようで、ホッとしています。どうぞ、残りの部分も読んでやって下さい。
第15話 大国主と八上姫の出会いへの応援コメント
ナムジとヤガミ姫との会話と行動がとても瑞々しくて、楽しく読みました。
日本の神話のどことなく無表情な成り行きの中に、生命の機微を注いでくれる
この小説は面白いです。
作者からの返信
歳のせいか、古事記や日本書紀に病み付きとなっております。勿論、現代語訳ですけど。
日本古代史って、登場人物が多い一方、真相が未解明なので、物書きの想像力を掻き立てられると感じています。
カクヨムでもチラホラと古代日本を題材にした投稿者が散見されます。フャンタジー系が多いようですが、そっち方面のセンスが無い私は、人々の息吹を再現させる時代小説の路線を目指そうと考えています。
第02話 偽りの安寧への応援コメント
食料だけでなく物品貨幣としても威力を持つ籾米。
その貯蔵技術をもつ邪馬台城。
わかりやすくて説得力があるなと思いました。
考えてみれば給料のサラリーの語源も、塩のお金を意味しており、
生活必需品でかつ長持ち、持ち運びによい品でしたからね。
作者からの返信
サラリーってソルトと語源を一にするんですね。
勉強になるなぁ。これだからカクヨムは止められない。
これからも雑学(と言っては失礼か?)の御指南を宜しくお願いします。
第06話 鎮火の祈りへの応援コメント
前にコメントしたことと似た感じで恐縮ですが、古代史小説に鉱物などの科学的な説明というのが、とても新鮮で面白く感じます。割と、避ける人が多いように思いますが、この話の中では絶妙な空間を作り出していると思います。
作者からの返信
有り難うございます。少なくともアプローチ方法は気に入って頂けたようで、凄く嬉しいです。
でも私は初心者なので、何度でも推敲して、少しでも多くの方の目に止まる、そして最後まで読み通して頂けるレベルまで精進したいと思ってます。
この邪馬台国シリーズは、私が死ぬまでに完成させたいと思っているのですが、2作目の「儚座を追われた皇子」ではサスペンスに、3作目では米本位経済の陥穽を経済小説っぽく、4作目では信仰に、5作目では外交の権謀術数に挑戦する予定です。3作目以降は頭の中なので、定年を迎えたら本格的に書き始めます。
第03話 スサノオの叛乱への応援コメント
服装描写、面白いです。
後の直垂、なるほど!
作者からの返信
応援コメント、有り難うございます。
いきなりの不躾なお願いで恐縮なんですが、疑問に感じたり不審に思ったりしたら、気兼ね無く指摘して下さい。
チョコチョコと推敲を重ねているのですが、書いた当事者には限界が有ると思うのです。思い込みが邪魔するはずなのです。
不人気な別作「君の涙」の推敲に今は取り掛かっていますが、今年の後半には本作品の推敲を遣り直そうと考えています。
第02話 偽りの安寧への応援コメント
小説の方から読み始めてしまいましたが、考察がしっかりしていて、とても安心して読めます。何であんな色をつけているのか、とか、そういうのすごく興味ありますので。
神話×科学的考察って研究書ではもちろんありますが、それを小説という形で読めるのが新鮮です。
第02話 偽りの安寧への応援コメント
食料、勿論、それに関わる器の為の窯、栽培や収穫の為の雑巾は言えているのか鉄、その農具、生石灰の話、こちらの情報量がとても沢山ありました。卑弥呼の名前の話も興味深かったです。
作者からの返信
駅員3氏の作品を覗いてみてください。
この方は近代の遺構について幾つものエッセイを書いています。
きっと小雪さんの興味を引くと思います。
第09話 落人の再起への応援コメント
九州での系譜、読み応えがありました。邪馬台城の門外不出の生石灰がいわゆる富をたくわえるツールであり同時に卑弥呼であるという着眼点は面白いと思いました。籾米や馬を国どうしで売買していく過程で、効率の良い稲作、灌漑などが流布していったのでしょう。それにしても集落ごと略奪してしおうとはせずにまずは話し合いで国(集落)どおしが臨んだというのは、まだ倭の国が乱れてなかったということでしょうか。
オオナムヂの誕生を九州に持ってきたというのが驚きました。このあと出雲へと旅立っていくわけですね。よどむことなく流れていくストーリーは読み手を飽きさせないです。
前段のご質問の件、体験から遭難時は頭が真っ白(パニック)になり悲観的な気持ちになりつつも、勝手に頭も含めたからだの全細胞がひたすら「生」にしかむかなくなってしまうようにできているのを知りました。本作品では、スサノオの「逃げる」という命題が「生」と重なってみえました。
絶版後は基本即、在庫を持ってくれないと思います、私の場合ですが。
作者からの返信
弥生時代初期は稲作の効率も上がらず、十分に貯蓄できてなかったはずなのです。そうなれば、戦争の目的が無い事になります。
この作品では、邪馬台城に籾米を集める行為が合理的だとの設定なので、いよいよ大乱は発生しません。冒頭の偶発的な事件のみです。
私の作品での倭国大乱は後半です。
大己貴命に言及しているならば、大国主の旅立ちのエピソードも読まれました? 大己貴命が旅したのなら、出雲から遠い地が出生地のはず。だからこその設定です。
ところで、生きて帰ったからこその一言ですが、石浜さんは良い経験をされましたね。少なくとも小説を書く上では。
在庫の情報も有り難うございます。勉強になりました。