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2018年4月7日 13:40
九州での系譜、読み応えがありました。邪馬台城の門外不出の生石灰がいわゆる富をたくわえるツールであり同時に卑弥呼であるという着眼点は面白いと思いました。籾米や馬を国どうしで売買していく過程で、効率の良い稲作、灌漑などが流布していったのでしょう。それにしても集落ごと略奪してしおうとはせずにまずは話し合いで国(集落)どおしが臨んだというのは、まだ倭の国が乱れてなかったということでしょうか。オオナムヂの誕生を九州に持ってきたというのが驚きました。このあと出雲へと旅立っていくわけですね。よどむことなく流れていくストーリーは読み手を飽きさせないです。前段のご質問の件、体験から遭難時は頭が真っ白(パニック)になり悲観的な気持ちになりつつも、勝手に頭も含めたからだの全細胞がひたすら「生」にしかむかなくなってしまうようにできているのを知りました。本作品では、スサノオの「逃げる」という命題が「生」と重なってみえました。絶版後は基本即、在庫を持ってくれないと思います、私の場合ですが。
作者からの返信
弥生時代初期は稲作の効率も上がらず、十分に貯蓄できてなかったはずなのです。そうなれば、戦争の目的が無い事になります。この作品では、邪馬台城に籾米を集める行為が合理的だとの設定なので、いよいよ大乱は発生しません。冒頭の偶発的な事件のみです。私の作品での倭国大乱は後半です。大己貴命に言及しているならば、大国主の旅立ちのエピソードも読まれました? 大己貴命が旅したのなら、出雲から遠い地が出生地のはず。だからこその設定です。ところで、生きて帰ったからこその一言ですが、石浜さんは良い経験をされましたね。少なくとも小説を書く上では。在庫の情報も有り難うございます。勉強になりました。
九州での系譜、読み応えがありました。邪馬台城の門外不出の生石灰がいわゆる富をたくわえるツールであり同時に卑弥呼であるという着眼点は面白いと思いました。籾米や馬を国どうしで売買していく過程で、効率の良い稲作、灌漑などが流布していったのでしょう。それにしても集落ごと略奪してしおうとはせずにまずは話し合いで国(集落)どおしが臨んだというのは、まだ倭の国が乱れてなかったということでしょうか。
オオナムヂの誕生を九州に持ってきたというのが驚きました。このあと出雲へと旅立っていくわけですね。よどむことなく流れていくストーリーは読み手を飽きさせないです。
前段のご質問の件、体験から遭難時は頭が真っ白(パニック)になり悲観的な気持ちになりつつも、勝手に頭も含めたからだの全細胞がひたすら「生」にしかむかなくなってしまうようにできているのを知りました。本作品では、スサノオの「逃げる」という命題が「生」と重なってみえました。
絶版後は基本即、在庫を持ってくれないと思います、私の場合ですが。
作者からの返信
弥生時代初期は稲作の効率も上がらず、十分に貯蓄できてなかったはずなのです。そうなれば、戦争の目的が無い事になります。
この作品では、邪馬台城に籾米を集める行為が合理的だとの設定なので、いよいよ大乱は発生しません。冒頭の偶発的な事件のみです。
私の作品での倭国大乱は後半です。
大己貴命に言及しているならば、大国主の旅立ちのエピソードも読まれました? 大己貴命が旅したのなら、出雲から遠い地が出生地のはず。だからこその設定です。
ところで、生きて帰ったからこその一言ですが、石浜さんは良い経験をされましたね。少なくとも小説を書く上では。
在庫の情報も有り難うございます。勉強になりました。