大正時代を舞台にした、恋愛短編。時代の雰囲気がすごくリアルに描かれていて、だけど、恋する物語は今も昔も変わらない。素敵な短編小説でした。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
師走も押し迫ってくると、街角で肩を寄せ合うアベックの姿が目に付きます。初老のサラリーマンは肩を窄めて家路を急ぐのみです。本作品は昨年のクリスマスに合わせて投稿されていますが、1年が経ち、"時価"と…続きを読む
大正の女学生であるヒロインやその周囲の心やしっかりと描かれた時代背景、読みやすいし読んでいて温かな気持ちになれました。素敵な恋物語だと思います。
舞台は大正時代、現代ではありません。現代との違いの部分を描きつつ、重ねて今と変わらない心の動きなんかも丁寧に描かれた、淡い恋愛物語です。
心温まる作品です。大正時代の恋愛は今とは違う難しさがあったんだな、とわかる作品ですね。クリスマス、という題材でその点をうまく引き出していると思います。時代背景もしっかりしており、さすがは歴史…続きを読む
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