Q.もし異世界に一つだけなんでも持っていけるなら?

作者 柳の人

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★★★ Excellent!!!

なるほど。という感想が口から零れ落ちる。
2度3度、読み直した上でまったく隙がない女神。

「異世界転移する上で何を持っていきますか?」
この問いに最初から正しく答えられる者は博識か単純か縛りプレイが大好きな変態ゲーマー位だろう。

会話が多くテンポも悪くない。
ライトノベルらしいライトノベルだ。

……いやでもこれほんとよくできてるな。

★★★ Excellent!!!

多くの異世界転生小説の場合、主人公は死んでから女神と出会います。そして、異世界にレッツゴーとなるのですが、そのときに女神から「何か一つだけ好きなものを持ち込んでいい」と言われます。

多くの異世界作品では、それが『○○チート』だったり、女神様そのものを要求するわけなんですが、この作品では違います。

そもそも『それ』がなければどうにもならないわけで、異世界生活など始まりません。

さて、女神からの質問にどう答えるべきなのか、皆様には分かりますか?

★★★ Excellent!!!

これはミステリか? と言われると悩ましいのですが。
最近のライトノベルで一大ジャンルとなっている異世界転生もの、それによくある「転生者にはひとつだけ望む力を与えられる」という設定をテーマにした短編です。

こちらの世界で死んだ主人公のヤマトは女神様にこの問いを投げかけられ、満を持して「全知全能(アカシックレコード)」と答え、意気揚々と異世界へ転生していくわけです。

オチを言ってしまうとアレですので、どうなるかはご自身の目でご確認を。

ただ、つけられている【どんでん返し】のタグの意味を、すごい勢いで思い知らされるってことだけは言わせていただきますね。
そのオチの妙は落語のようであり、風刺のようでもあり、壮大なアンチテーゼのようでもあり……
ともあれあなたの心にシニカルな爽快感を刻み込んでくれること確実です。

(必読!カクヨムで見つけたおすすめ5作品/文=髙橋 剛)

★★★ Excellent!!!

女神と主人公の掛け合いが面白くて、自分もこんなに面白い会話が書けたらなあと思った。

ミステリーとは提示された証拠をもとに謎を解くものだと私は考えている。
だから、ファンタジーを入れ込む時も、ファンタジー部分をしっかりと論理立てて、世界の物理法則に頼るところは矛盾しないように作り込まないとフェアネスを欠くと考えている。
その点で、この作品はあくまでフェアである。
ファンタジーの定義は過不足なく提示されており、世界の物理法則と違う部分はない。無駄もない。ファンタジー要素を入れ込んだ作品として、とてもクオリティが高いと感じた。

ぜひ、この問題に挑戦して見て欲しい。

★★★ Excellent!!!

 オチを見た瞬間、思考が止まり、口元が歪む。

 その外したズレに、ふふっと笑いを誘われるのだ。

 捻くれた女神、捻くれた冒険者、そして今やテンプレと化した異世界に飛ばされるにあたり、駆け引きの結果、さあ何を!?

 そうそう、それだよ。

『――』がなきゃ、始まらない、それが大事、それが資本。

 楽しい作品をありがとうございます!

Good!


というあたりで殴られるタイプの人間なのですが、じゃあその問いかけは嫌いかというと結構好きで、よく考えています。

俺は「ソレ」と「アレ」は不可分なものだと考えているので、最後の状況はちょっと納得してないところもありますが、でもそう、大事な話ですよね。そこはきちんと定義しておかないとね。納得。