駆けろ、悩め。泥臭い人間ドラマに圧巻!

昭和15-16年を舞台にした、スパイ活動の物語。
諜報員、陸軍、戦争、歴史といったテーマから一見すると、重く固い内容と捉えがちですが、読んでみるとすんなり入り込むことができます。

物語は諜報員明智さんを主人公に、個性的でイケメンな諜報員の面々を中心に進んでいきます。
仲間たちとかっこよく駆け回る時もあれば、お茶目な失敗をすることも。そして大いに悩む。
戦争前の苦しい時代を舞台にし、その時代に生きた人間の泥臭いドラマがたっぷり味わえる作品です!
様々なスパイ活動を通して成長していく姿は見ものです。

また、所長の入試試験、旭さんや仲間たちの想い。
諜報機関の目指すビジョンがしっかりしていて、素晴らしい団結力に感動です。

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