穴の隙間から見える光景。それは10数年前にここで起こった出来事。なぜそんなものが見えるのだろうか。この穴は一体……。穴から見る出来事はまるで『リング』の呪いのビデオを彷彿させるような光景です。
はじめまして。 雹月あさみ(ひょうげつあさみ)です。 主なカクカク作品リストです。 ◆『トイレで読む、トイレのためのトイレ小説』 ・2019年1月31日書…
正統派な内容を端正な文章で著した短編。何より言の葉のそよぎが心地よい。わたしは節穴の先にある夏の風情を覗き楽しみながら読んでおります。そうそう、そこのあなたも覗いていかれませんか?…続きを読む
うだるような暑さの夏、蝉の声が煩く響く中、他人の家の壁に開いた穴を覗くという背徳的行為に引き寄せられる主人公。穴の向こうで繰り返される惨劇に魅入られた、家の主。次第に現実の枠組みが熱に晒された氷…続きを読む
表現がとてもお上手で、ぐいぐい引き込まれました。その穴を覗くのは私かもしれないし、その穴から覗かれるのも私かもしれない…
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