三重のドアの向こうの日々

「閉鎖病棟」での入院生活や日々の暮らしを、日記形式で書き続けている長編ノンフィクション。
外出や持ち物、服装などの多くの制限、出会う人々との関わりを始め、閉鎖された場所での様々な事柄が細かく紹介されていますが、その中で様々な事を想う主人公、ずっと主人公の事を心配し続けている親心など、閉鎖病棟と言う場所のみならず日常の暮らしでも考えさせられる内容も多く取り上げられています。

逃げる場所は確かに必要、でも……複雑な思いの中の入院日記、お勧めの作品です。

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