海駆ける戦乙女と蒼き龍

１６世紀末の地中海。聖なる霊血を持つ女神アテナと聖母マリアの加護を得し聖王国グラウコーピス。隣国の軍事大国アイドーネウスの陰謀による謀反で幽閉された父と国を救うため、次期女王であるタシアはスペインの大艦隊すら凌ぐ最強の艦隊と呼ばれる海賊、「蒼き龍」の艦隊を雇う。何物にも屈さず、いかなる国にも膝を折らぬ大海賊が要求した報酬はタシアの純潔だった。
死に瀕した者すら蘇らせると言われる霊血を持つタシアを狙うアイドーネウスがオスマン大帝国艦隊と共に襲い掛かる。何かとタシアを揶揄う不敵で傲岸不遜な海賊王カノンとの衝突と恋、海上で繰り広げられる艦隊戦と剣劇。拳銃が火を噴き、大砲が唸りを上げる中、タシアの失われた記憶がカノンへと繋がっていく・・。海と帆船と恋とアクションの海洋時代劇浪漫！
　（作品中の設定や…続きを読む