埋もれちまった悲しみに

作者 犬のニャン太

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★★★ Excellent!!!

このレビューの一覧を見れば、自分が読みたい作品に出逢える。

自分も作品書いたりするが、それ以上に面白い作品を読みたいんだ!!

カクヨムに来て一週間も経たない初心者の私にはありがてぇ事です。

探さなくても面白い作品が読める!!
スコッパー様ありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

 寒風吹きすさぶカクヨム界隈。
 その中でも特に日の目を見ない辺境の荒野を、彼女はひたすらに歩き続けている。

「このあたりにいるはずなんだ。最後の更新から推測される地点は、きっと……」

 不意に、かすかに光るものが視界の隅に映る。
 目を凝らすと、金属が太陽の光を反射しているのだとわかった。金属は、一定のリズムで上下に動き続けている。

「もしかして……彼らのスコップ? そうだ、間違いない!」

 寒空から注ぐ弱々しい日光を受けながら、カクヨムという厳しい大地を一途に掘る彼らのスコップ。
 彼女は疲れた脚を叱咤し、彼らのもとへと急いだ。



「隊長、疲れましたね。このままじゃ今日も坊主ですよ」
「貴様、諦めるのか! ホコリを持て、ホコリを!」
「もう埃だらけで……あふんっ。ぶたないでくださいよ」
「その埃ではない! 誇りだ、プライドを持てと言っているのだ!」

 疲れているはずの彼らの会話であるが、遠くまでよく響いてくる。彼女は声に励まされて急いだ。
 そしてついに、その目的地に到着した。

「スコッパーの隊長さんと隊員さんとお見受けします!」

 埋もれた中長編を掘る手を止め、振り返る隊長と隊員。
 その姿は数十万字もの砂にまみれ、その目元は文字を追い続ける眼精疲労のために落ち窪み、見るも無残な有り様である。

「いかにも、俺はカクヨム界隈で埋もれちまった良作を掘り起こすために日夜勤しむスコッパーの隊長、こいつは部下の隊員だが、貴様は何者だ?」

 彼女は目を輝かせた。
 背負っていたリュックサックを下ろすと、中から紙の束を取り出す。

「私、あなたがたが書いた感想に感銘を受けて、ここまで探しに来たんです!」

 彼女の手にあるのは、まさしく『埋もれちまった悲しみに/作者 犬のニャン太』と題された創作論・評論である。
 面映ゆそうな笑みを浮かべ、しきりに頭やら頬や… 続きを読む

★★★ Excellent!!!


すごく面白かったです。と、同時にすごいと思いました。
読みやすく勢いがあって、一つの作品としても面白かったです(^^)

尊敬もします。小説が好きでなければできないことですし、一つ一つをとても大切にされていることが伝わって……なんだか愛おしくなりました(変な言い方でごめんなさい(汗))
作者さんのすごく深い人柄や優しさ、その魅力なのだと思います。
とても素敵な作品です(^^)

もっともっと知られていない素敵な作品や、すごい作品がたくさんあると思います。
大変だとは思いますが、是非、作品を続けていってほしいです。

応援してます(^^)

★★★ Excellent!!!

これはすごい。本当に貴く、カクヨム愛に溢れた企画です。

紹介された作品を読んで、戻ってきてもう一度イントロの隊長と隊員のやり取りを読んで初めてその真価が味わえる。

私は今回ファンタジー気分だったので『第9話 竜の伝説が残る街 ~【旅は竜連れ世は情け】~』からの往復を体験しましたが、いや、このスコッパーイントロは反則です。感無量です。

一回体験したら、他の紹介作品も絶対読みたくなります。
私もぜひ他作品も読ませていただきます。


★★★ Excellent!!!

『カクヨム』及び、小説投稿サイトの初心者である自分から見た場合、作者さまの作品は、とても解り易く且つ丁寧な作品紹介文になっておられると感じました。

それだけ、他の作者さまの作品に対しての評価・熱意というものを、作者さまの作品を通して感じることの出来る小説だと思います。

この小説を読んだ後は、「自分も作者さまに評価していただくことのできる小説を書きたい……」と、思わずにはいられませんでした。



★★★ Excellent!!!

3話目以降で紹介された作品を読めば、この作品の本当の凄さを感じる事が出来るでしょう。


紹介前のショートストーリーは紹介作品に近い世界観を舞台にしたコメディタッチの仕上がりで、これが読み物として充分すぎるクオリティーの高さです。

ですが、それだけじゃなかった。
凄い。
本当に驚いた。

紹介作品を読んだ人間にしか解らない仕掛けが、いくつも隠れていました。
それに気づいてショートストーリーを読み返すと、なんだかニヤニヤしてしまうのです。
こんな細かい仕掛けを入れ込んで、いったい何人の人がそれに気付くのだろう。
もしかしたら紹介作品の作者さんだけが気付くような仕掛けがあるのかもしれない。俺の気付かなかった仕掛けがまだあるのかもしれない。

こうなってくると俄然、紹介作品を読む気が湧いてくる。
欲を言えば、2話目で紹介された2作品にもショートストーリーを追加してもらいたくなる。

今週末は読書がすすみそうです。

★★★ Excellent!!!

『この作品が面白い!読んでみて!』と言って回るのが基本的な広め方。
その、時に聞く耳さえ持たれない在り方は例えるなら街頭でのティッシュ配り。

対してこれはどうか。

『さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!本日ご紹介する商品はこちら!』と街行く人々の足を止めるパフォーマンスである。

紹介先の作品における熱いリスペクトから始まる小粋なスピンオフがまた面白い。これだけでまず単体の読み物として完成している。

この手法、☆よりも座布団を差し上げたい。

★★ Very Good!!

「カクヨムには読者がいない」
「短編有利、長編はまったく不利」

etc,etc,etc,etc…………

いろんな意見があります。

いい作品なのに「埋もれてしまう」のは、
「あるある」といっていいのでしょう。

私もスコップしてます。
似たようなことを、エッセイにして
発表した経験もあります。

でも、浮上させるのは至難の業……。

だからこそ、本作のような試みには
敬意を抱かざるを得ないのです。

※★2個なのは、今後への期待も込めて、です。

★★★ Excellent!!!

 カクヨム内の作品紹介を目的とした作品。その中でもこれは「完結済みの中長編」に焦点を当てたものになっています。

 現状のカクヨムはシステム的に長い作品は弱いです。新着が集客としてほぼ機能していないので、長編の強みである「新着に載る回数が多い」というメリットが生かせず、簡単に読める短編や一発ネタがランキングを席巻する。結果、読み手としては「この5000文字は確かに面白かったけどこれに★をつけるせいであの200000文字が埋もれるのはいかがなものだろう」とか余計なことを考えてしまい、書き手としては短編や一発ネタを投稿したり企画ものに参加したりするのに二の足を踏む。

 おそらくこういう状況に「納得」出来ていないから、本作の作者さんはこのような作品紹介を行っているのだと思います。僕も同様に「納得」出来なくて近況ノートを書いたことが2回ほどあるので、そういう衝動に駆られる気持ちは分かります。

 本作から辿り着いた作品はレビューに【埋】とつけるアイディアは面白いです。そういう目印からこういう活動をしている人がいると広まれば、完結済み中長編にもっと光が当たるのではないかと思います。紹介されたものの中で琴線に触れるものがあったらやってみますね。

★★★ Excellent!!!

この作家さんの短編に出会って以来、ずっと追いかけさせてもらってます。

そんな作家さんが感想作品をやり始めたので、どんな感じなのか早速のぞいてみると、、、

アニメの次回予告を見ているような、そんな感じだけど。
けどそうじゃなくて、独創性があって、だけど奇抜じゃなくて。

作品紹介ひとつでも、やっぱりセンスが良い人は違いますね。
私もこんなふうにレビューできたらいいんですけど、流石に無理かなぁ

★★★ Excellent!!!

作品紹介の作品は何個か見てきたけど
これはちょっとどうかしてるw

何がどうって
これ自体が読み物として面白いw

紹介作品食っちまうんじゃないかと
心配になるw

紹介の前に入る小話?が
作品を読んで見たくなる導入にってる

うまいなあ
まんまと釣られて読みに行ってきます

★★ Very Good!!

カクヨムではカクが先行している。
……確かに、と思いました。

これだけ広大な作品の海の中で、自分が「すきだ」と思える逸品に出会うのは本当に奇跡のようなことです。
そんな中、名作に少しでも光が当たるようにと日夜作品を読み進め・掘り進めておられるスコッパーの方々に、改めて尊敬の念を送りたいと思います。