父と娘と、モノレールとドラえもん

移り変わっていく街の景色、3世代ぶん。
モノレールができる前、モノレールに乗った記憶、
そしてモノレールがなくなってドラえもんがいる今。
藤子・F・不二雄ミュージアムがある街のこと。

ミュージアム周辺は、藤子不二雄A先生つながりの
氷見の人々と一緒に散策したことがあって、
展示されていたF先生から娘さんへのプレゼントのことを、
いろんな年齢の娘さんがいるパパさんたちと話しました。
作中の「私」や娘さんもそのとき一緒にいたような、
そんなデジャヴを覚えました。

街にまつわる物語は、読み手の思い出ともリンクして、
感情移入の度合いが公平でないかもしれなくて、
「すごく好き。」とレビューを書くのが
おこがましいのだけれど、好きなものは好きなのです。