去る鳥は跡を濁しまくった

「余命半年」、そのような状況下の場合、大概は死を恐れたり嫌がったり悲壮感あふれる場合が多いかもしれません。最後ぐらいは良い事をしよう、と懸命になる場合もあるでしょう。

それと、まるで真っ向から逆の展開になっていくのがこの作品。
ある意味ではやりたい放題、跡を濁しまくり、そしてどこか爽やかな、奇妙で愉快で、その中に隠しきれない寂しさも交えた、「先輩」との不思議な最期の日々が、これでもかと描かれています。
ここまでやってのけたのですから、悔いはほとんど無いかもしれないですね…。

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