自分の出来ることの意味

遅ればせながら、全て読み終えました。
代償を払う代わりに、百発百中の未来予知を行える賢者の手。
代償のことを知りながら、主人公は躊躇なく他者のために使っているので、もう少し、自分のことを大事にしようよと、何度も思ったものですが。
自分の人生のこれまでの諦めがついていたからこその行動で、まさに、『この命、世界にくれてやる』的な心情で動いてたのが、なんだかこう、泣けてきます。
それ故に、最後の最後は少しだけ幸せになれたのがよかったかな、と。
これからはもう少し、この主人公には自分のために生きて欲しいものです。

その他のおすすめレビュー

阪木洋一さんの他のおすすめレビュー424