有名な防人の歌。それの逆バージョンと言えるかも。

万葉集に馴染みの無い私には、作品の後半部分の真贋を見定められない。でも、古典専攻の方々の間では有名なのだろう。素人の私ですら、そんな裏話があっても可笑しくないと思う。
朝鮮半島から亡命してきた歌人の悲哀や、心の縁とした仏教の存在やら、簡潔ながらも良い説教だなぁ、と思った。

短編にはMAX2つが信条ですが、星3つ付けました。