最後の文化祭。女子高生は、恋も部活も一生懸命。

高3の楪(ゆずりは)は、同じ部の後輩・灯香が好き。
しかし、スマホに宿ったAI・秘書子ちゃんは、
「男子を好きになったほうが幸せになれる!」と
あの手この手でおススメしてくる。

放送研究部が文化祭に向けて映画を製作したり、
当日のラジオ公開放送を企画したりする様子は、
全く知らない世界を見られて面白いです。

ちょっと余計なお世話な面もある秘書子ちゃんとの
やりとりは軽妙で、笑えるのですが。
映画製作が順調に進まないことにテンパったり。
自分の恋が「普通」ではないことに思い悩んだり。
話が進むにつれて、だんだん読む手が止められなくなります。
そして、迎えた文化祭当日。

素晴らしい作品でした。泣ける。
読んで良かった。

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