作品タイトルにも、キャッチコピーにも、ページの副題にも、もちろんあらすじにも、何一つ偽りない内容の掌編でした(本当)。
しかしジャンル傾向だ何だという以前に、一読すればこれが特濃ド級のブッ飛びキャラ文芸だと、すぐに誰しも共通の理解を抱くことでしょう。
既出作『猟奇なガール』で常人離れしたキャラ造形のセンスを知らしめた作者さんですが、今作でもそのズバ抜けた独創性は健在!
次々に襲い来る笑撃的(誤字なし)なシチュエーションには、むしろ戦慄さえ覚えます。
果たして、このストーリーに我々人類が追い付ける日は来るのか!?
涼ノ宮兄弟――兄の愛一郎と弟の誠介は突然両親を失う。住む家さえ失い、どん底へと落ちた彼らは、そんな窮状を知った近所のおばあさんに助けてもらうが……。
純文学を目指して書いたとあるが、序盤さっそく対極の文学へと方向転換――いさぎよし。
も、萌え女子を描く愛一郎の姿が怖い( ゚Д゚) 正に悪霊の類が憑依したかのようですね。実際漫画とか描いている人って、こんなのいたりして。
しかし読んだ編集長が、鼻血を出して失禁の上卒倒するほどの漫画とはどんな内容だっ!? 編集者は脱糞までしてるし(笑
あと弟の誠介、おっさんですよね? いや、おっさんでしょっ!
猟奇なガールシリーズで一躍時の人となった作者様の、渾身の短編を皆さまも是非っ(⌒∇⌒)
(兄弟のその後がとっても気になります(@_@)