今日もお客は“あやかし”様です

海辺に佇むようにして建っているカフェ。
主人公の“僕”はそこで毎日働いている。店主はミステリアスながら陽気に笑う、不思議な雰囲気を持った女性・かぐら子さん。
居場所を見つけられず、ぼんやりとした不安に襲われていた主人公をカフェのアルバイトに、と誘ったのが彼女だった。
しかし彼女のカフェのお客はいわゆる“あやかし”と呼ばれるモノで──?

淡々と語られながらもかぐら子さんの影ある言動と、主人公の戸惑いや不安感が伝わってくる。
続編が読みたくなってくる作品。

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