ショートショート。面白い、と言っていい内容かどうかは微妙ですが、面白かったです。人間性の一面を照らす話。これも、人間の話。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
「ユダヤ人問題における最終的解決」法は当初バス内でのガス殺でした。後に目標数値が拡大され『絶滅収容所』そして一度に2000人レベルで殺害できる大規模ガス室が作られましたが、その生き残ったスタッフたち…続きを読む
「人間というのは哺乳類じゃなくて、むしろ虫に近いんだよ」という一節を思い出さずには居られない、恐怖を感じました。それでも僕がこの話を「白い」と評価するのは、白が平和を求める色だからです。平…続きを読む
わずか、七七七文字で構成された今作。概要に「これ以上怖い話は書けない――」とあり、興味津々で読みはじまえると……鉄槌で後頭部を打ち砕かれたかのような衝撃を受けました。読了後、胸に去来するのは間違…続きを読む
ホロコーストアイヒマン裁判を傍聴したハンナ・アーレントの言葉を思います。「アイヒマンは怪物的な悪の権化でなく思考欠如の官僚だった」これから楽しみにしてます。
もっと見る