白か黒か！？　陰か陽か！？　それが問題です！

陰陽師モノといえば皆さんどのような物語を想像されるでしょうか？

やはり悪霊や怨霊を相手にバトルをしたり、呪われている人を助けたり、ちょっと違った話では自分自身が悪霊になってしまったり、というストーリーが多いですね。

主人公はやはり男性が多くて、ヒロインを助けるカッコいい役柄、なんていうのも多いですよね。

しかしこの話は違います！　まず主人公が女性で、しかもいきなりスッピンで＠４８円（税込み）のコロッケをレジ袋にぶら下げてのご登場です。そんな彼女の特技はコロッケ作り、いえ違いました、霊的なモノが視えるというやっかいな能力です。

そんなやっかいな能力のせいで理不尽にもリストラされたヒロインを、颯爽と助ける陰陽師の二人組（白王子と黒王子）。片方の白王子はいつもニコニコ、一方の黒王子はツンデレ。ヒロインがどちらに惚れるかなんて自明の理ですよね！（もちろんアラブの石油王子が現れなければ、という前提ですが）

そんなことは置いておいて、陰陽師二人組の経営するカフェ鎮魂館で働かせてもらえることになったヒロインですが、影で、密かに、こっそりと、コスチュームプレイを……、違いました、陰陽師の仕事を手伝うことになります！

その彼らに課せられた運命とは、日本を襲う怨霊を相手に戦うこと！（マジです、ウソじゃありません！）　

この三人組（別名：トリオ・ザ・陰陽師）、そんな凄い怨霊相手にいったいどうなってしまうのか！？（続きはCMのあと！）


――CM――


（さて続きです）いろいろあって、あろうことかそのヒロインに惚れてしまった（と思われる）黒い王子様（仮にその王子様をツンデレ王子Aと名付けましょう）。と、白い王子様には意外な過去がありました。（涙涙の物語、ここの部分は本章をご参照下さい。悲恋や過酷な運命に泣けてきます）

さてさて、もっといろいろあって、いよいよ決戦のとき来る！

なんとなんと、黒王子とヒロインの真瑠璃ちゃんが二人っきりで、神話のふるさと出雲に（婚前）旅行に行くのです！　何も起こらないはずが無いと思うじゃないですか皆さん！！　

――アレ……、なんで……、どうして、と思ったのもつかの間

今度はヒロインの真瑠璃ちゃんと、黒王子と白王子が同じ部屋で川の字で寝るなんていうイベントが起きます！！　何も起こらないはずが無いと思うじゃないですか皆さん！！　――アレ……、なんで……、どうして……


そんなこんなで、そっちの方は何も起こらないまま、いよいよ日本を襲う怨霊、御霊鬼との対決がやって来ます！！

この決戦、勝つとか負けるとか、そんな小さなことにこだわっていた自分が情けなくなるほどの意外な結末でした！　勝負は勝ち負けじゃないんですね、人の世の本質が分からないとダメなんですね。ここの部分は皆さんも「なるほど！」と思わずにはいられないと思います。

いろいろと長文を書き散らかしてしまいましたが、読み応えのある陰陽師ラブストーリー！　

決戦が終わって、東◯ラブ・ストーリーのように

――「オーリッ！　真言を唱えよう！！」

とヒロインの真瑠璃が言ったかどうかは、読んで頂いて真偽を確かめて頂きたいですが、最後の最後にはツンデレ王子がデレデレ王子に堕ちていくさまを、皆様お楽しみ下さい！

最後まで読んで本当に損はないですよ！！ぜひお楽しみ下さい。



さて、ここまでの長文、最後まで読んでいただいた方も少ないと思いますが、私の図書カードのために『いいねレビューボタン』を押して頂き、本当にありがとうございました。いよいよこれで、図書カードデビューです。ひまわり先生、本当にありがとうございました。（怒らないで下さいね(^_^;)）