最期の夜は物語のように、

始終穏やかに進む「僕」と「彼女」の会話に爽やかさと微かな物悲しさが入交り、読了後、なんとも不思議な気分にさせられます。
いよいよ終末を迎えようとしている彼らには、ありふれた日常がとても愛おしく感じられるのかもしれません。
短いながらも名作だと思います。

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