【超訳】 源氏物語   ~いつのころだったかしら?~

作者 桜井今日子

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★★★ Excellent!!!

源氏物語。本作はそれを分かり易く伝えたものとなっています。

言わずと知れた世界最古の長編小説にして、恋愛小説の元祖。ですがこれだけだと、今とは違う遠い昔のお話であり、現在の恋愛観からすると受け入れられない部分もあるかもしれません。
現に自分も読んでみて、いくらなんでも倫理に反するのではないかと思うような場面もいくらかありました。ですがそれ以上に、今でも活きている鉄板シチュエーションが沢山あるのです。

許されざる禁断の恋に身を焦がすとか、幼馴染との純愛とか、タイプの違う二人の男が一人の女性を取り合うとか、みんな一度はどこかで聞いたことがありませんか?これ、全部源氏物語に書いてあります。あと、ある意味ハーレム物の元祖かもしれません。
千年たっても続く鉄板くネタをこれだけ生み出すとは、紫式部先生は偉大です。

お話と言うのは、例えそれ自体は完結していても、読者が思い描く限りいつまでも生き続けるものだと思っています。現に今も、こうして新たな源氏物語が作られています。
千年間愛され続けたこの物語は、今も、そしてこれからも、誰かの心の中で生き続けていく事でしょう。

★★ Very Good!!

以前、瀬戸内寂聴先生が対談の中で、「最初に触れた源氏物語は、与謝野晶子訳でした」と言っていたの受け、『源氏物語』与謝野晶子(訳)に挑戦するも、すぐに挫折した。

元々古典には苦手意識があり、ちんぷんかんぷん。
読破できる気がせず、そっと本を閉じましたw

きっとこれは与謝野晶子(訳)が良くないのだと責任転嫁。
他の訳に挑戦するも挫折(だって意味が分からないんだもの!)。


あくまで「超訳」だから、これを読み終えて「源氏物語を読んだことがある」とは言えないけれど、準備読書としてちょうどいいのではないだろうか?

原文は厳しくとも、現代語訳であれば「超訳」と突き合せて読めば理解もできるだろう。
読解を助けるテキストとして一読の価値あり!

★★★ Excellent!!!

源氏物語を現代風に超訳。
苦手な古典も、これならスラスラ読めること、間違いなし。
作者様のユーモア溢れる読みやすい文章。
モテモテの源氏さんや、その周辺を取り巻く人々の悲喜こもごも。

作者様の絶妙なツッコミに、思わず笑ってしまいます。

「源氏さん、この女性遍歴は生まれる前からの宿命ですか?」
拝読しているこちらも、思わずツッコミたくなります。

古典が苦手な方も、是非一読下さい。


★★★ Excellent!!!

第二部「episode41extra 衝撃の演出 雲隠」まで読んでのレビューとなります。

今作の【超訳】含め、作者さまの独自の視点で描かれる『源氏物語』は分かりやすく、今まで堅苦しくて難しいイメージしかなかった『源氏物語』が、親しみやすいものに感じるようになりました。


いつの時代も、恋に悩み、愛を育み、人生に悩み、そして死を悲しむ。


解説付きの【超訳】を読んで、今に通ずるものがあるんだなあ、と改めて思いました。


それから、【超訳】に限らずになってしまうのですが、作者さまの『源氏物語』関連を数作読んで気づいたことがあります。それは、読む前は全くストーリーも登場人物も知らなかったのに、今ではお気に入りの話や人物がいるくらい理解できるようになりましたっ!
続きが読みたくて仕方ないです♪

『源氏物語』が気になる方、おすすめです!

★★★ Excellent!!!

言わずと知れた「源氏物語」。ですが、どんなお話?と聞かれたら、ちょっと困る。なんか難しいお話みたいと思っていました。

が、この作品で、作者さんのやさしい語りかけるような口調で訳されると、あら不思議。「源氏物語」が、昼ドラのようにたのしくなってしまうのです。

物語もさることながら、この時代背景についてもいろいろと考えることができて、お得です。

★★★ Excellent!!!

源氏物語。誰もが古典の時間に習ったことでしょう。
ここには難しいものなどなく、わかりやすい超訳で優しく源氏物語へ誘ってくれる。
源氏物語ってやっぱり面白い。
誰もが感じるきゅんきゅんがつまってる。
恋する気持ちは身分が違っても、時代が違っても変わることがない。

古文なんて難しいと思われている方?
1話読めばこの作品の雰囲気と源氏物語の虜になることでしょう。

現代版シェラザードのような
聡明さと少し艶のある語り手と共に物語の世界へ。
さぁ、今宵はどんな物語を聞かせてくれる?

★★★ Excellent!!!

読みやすい、この一言につきます。

古文が嫌いだった方、現役で嫌いな方は読みやすいと思います。

何が面倒なのかというと、意訳の仕方がとても抽象的なこと。

学校で教えるのは間違ってはいけないので、はっきりとした物言いがありません。慎重になりすぎているからですね。

代わって作者のはとても読みやすい。仮にもし、意訳が間違っていたとしても、それはそれでいいと思います。

あくまでも作者の意訳なのですから。

次の話に期待して星3つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

「源氏物語」は知っていて気になってはいるけど、難しくて手が出ない!
昔、チャレンジしたけど挫折したっ!
――という人にぜひ読んでもらいたいです。

原文を読む必要も、難しい解説を読む必要もありません。
そのまま、ストーリーを楽しんでください。

とても分かりやすく、スピーディーにまとめ上げられていますが、きちんとツボは押さえられています。
あと歌と解説を載せているのも、作者さんらしくて個人的に好きです。

★★★ Excellent!!!

作者(紫式部)の視点で、書かれていますね。
桜井様も、それも素晴らしい表現力で、わかりやすく思います。
源氏物語は、もともとが作者の視点で書かれていて、決して「高尚極まる」作品でもありません。
また、大唐から伝わった様々な物語や故事、わが朝の和歌集や千行の宇津保などや故事からの引用、アレンジに満ちています。
そのアレンジを当時からの教養あふれる読者が楽しんだと思います。
注釈書の数も当時から多くあります。
・・・ここで源氏談義を始めると、終わらなくなるので、この程度に(笑)