キャッチコピーの如く、文字通り「全ての転生ものに宣戦布告」するにふさわしい、人によっては非常に背筋がぞっとするであろう内容の作品です。
現実世界が嫌になった、現実と向き合うのを放棄した者たちにとっては、どんなチートな力をもってしても絶対に通用しないであろう恐ろしい脅威。どこまで耳を塞ごうとも目を覆っても迫りくるこの光景から逃れるのは、よほどの奇人でない限りは不可能かもしれないですね……。
そして、それらの内容を踏まえた上でラストまで一気に読み進めれば、これが「現実世界」ではなく「異世界」の視点で描かれた理由が鮮やかに分かるかもしれません。
もしかすると、この作品内におけるチートは勇者ではなく……?