グリムノーツ　～月夜に願った小さな幸せ～

　竹の中から生まれた少女――かぐや。
　『運命の書』に書かれた己が未来を知り、それを当たり前だと捉え、自分は『幸せ』だと何度も思う。
　育ての親と和やかな時間を過ごし、月に行き、結婚もする。
　このまま運命通り幸せを謳歌する――はずだった。それはある日、エクスたち一行と出会うことで運命が捩じ曲がり始める。
　ヴィランに襲われ、大けがを負うおじいさん。
　城下に大量に出没するヴィラン、そしてメガヴィラン。
　かぐやの幸せが徐々に崩壊の音を立てながら崩れ去る。
　だが、その裏にはある人の願いが――

　竹取り物語のかぐや姫をベースにもしかしたらこんな結末もあるのかもしれない、と考えてちょっとファンタジーもいれながら創作しました。（グリムノーツ事態ファンタジーっぽいですがｗ）
　１日に１話投稿なの…続きを読む