テラフォーマーズ

星成和貴

何かのプロローグ、あるいは、エピローグ

 地球の人口が増加し、地上は人で溢れていた。

 この問題を解決するため、世界各国は協力し、火星への移住計画が進められた。

 それからおよそ、30年。計画は成功し、人類は新たな一歩を踏み出した。

 そして、火星を楽園の土地にしようとした。つまり、政治的、宗教的争いを消すべく、一切の宗教の廃止をし、各国政府とは関係ない移住者全員による総選挙で指導者が決められた。

 その思惑が功を奏し、火星は小さな争いこそあれ、平和な土地となった。

 そこは、宗教以外のあらゆる自由が保証され、貧富の格差もまったくない、まさに理想郷だった。

 人々は不自由など何一つなく暮らしていた。

 しかしある日、路上で一人の青年が自らの不自由を訴えるかのように大声で叫んでいた。


TERA for Mars!!火星のための寺を!


 彼の孤独な戦いはここから始まった。


                 完

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テラフォーマーズ 星成和貴 @Hoshinari

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