たった一枚の壁が、性別を消し去った。その結末をきっと知りたくなる。

登場人物が持つ思想や思惑が丁寧に書き分けられていて、小説の中に鳴海や妙たちが生きていると感じさせられました。
そして、生きたキャラクタが異なる思想・思惑をぶつけながら紡いでいく物語が面白くないはずがない!!

生きたキャラクタだからこそ、
「このふたりが出会ってしまったらどうなるんだろう?」とか
「コイツは今どんなことを考えているんだろう?」とか
色々と考えが及んでしまい、(現時点で公開されているところまでですが)読み終わった後も引き続き楽しい時間を過ごさせて貰っています!

世界観もよく練られていて、実際に単性化したら確かにこうなるんだろうな、と何度も感心しました!
また、文章は他の公開作品と同様に綺麗でとても読みやすいです。流石です。

続きが気になるなぁ……。