コズミック・モノトミー

２１００年の宇宙コロニー建設ラッシュから、人類は二度の大戦を経験した。一度目はコロニー群間の対立からだった。その後敗戦側コロニー群は太陽系外縁に先遣軍として隔離されたが、しかし結局地球防衛軍との間で太陽系をまたいだ大戦が再び起きてしまった。
２１９８年、銀河同盟中央コンピュータ『ＭＡＸ』は、地球の技術レベルが銀河同盟への加盟可能水準に達したことを受け、地球の同盟加盟交渉を指示する。そして加盟交渉とは名ばかりの、地球に対する侵略戦争が行われた。
しかし、派遣された加盟交渉軍は、その主戦力であった人口宇宙戦闘生物に対して異様な強さを誇る地球軍の可変式ＳＦ〈スペースファイター〉の前に敗戦。地球は、後発加盟惑星として第三級加盟惑星として銀河同盟に加盟するものの、三級惑星が本来持たない自由貿易権、完全…続きを読む