作者の前作「妹、分裂する。」と同じくディストピアものだが、こちらはノスタルジックな描写を重視しており、一種の殺伐さがあった前作とは大きく異なる作風となっている。しかし、作者の文章力、とりわけ感情描写の上手さ、感情移入しやすい魅力的な人物作りは健在であり、前作を高く評価している人ならば必ずやこの作品も気にいる事だろう。
未知の細菌が拡散し滅びつつある世界。そんな中、高校1年生の高垣夢路は納豆好きの水戸湊と出会う。湊と友人になった夢路は、彼女が計画する納豆菌を利用した世界を救済する方法を手伝うことに……とあらすじ…続きを読む
シュールで胸熱。そして日常に感謝して「いただきます」を言いたくなる作品。『人とは連続性を持った生き物だ。知識を継承し、発展させることによって次の世代へとつなげる。足りないものは他で補えばいい。…続きを読む
こんな斬新なストーリーは見たことがありませんでした。只単に納豆好きな少女の話かと思って読んでみたら、まさか世界の破滅へ繋がるかもしれない瀬戸際だったとは(汗)そして納豆菌を始めとする様々な細菌の…続きを読む
世界なんてどうでもいい! この少女たちのハッピーエンドさえ見られたら! と途中からかぶりついて読んでました。ギャグかと思って半笑いで開いてみたらとんでもないシリアスでしたよ、納豆なのに……。だまされ…続きを読む
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