肌呼吸を意識したくなる

 キャッチに書かせて頂いた事は 単に私だけの思いかもしれません。

 普段過ごしていて、常々 肌呼吸を考えておられる方は、そう居ないと思います。だけど 肌は確かに呼吸をしていて、それが無ければ 人が人の形として成り立たないはずなんです。にも関わらず それに思いを馳せる人は、その方面に携わる人くらいかと。

 日々 当たり前になっている、空気がある事・吸える事・感覚がある事・考えれる事・心が動く事、色々な事柄で 自分が成り立っている事。それを 肌で感じた感触そのままで伝わってきます。
 生きていく上で 何が大切なのか、1つ1つが当然ではない事を、分かり良い 優しい語りで、且つ 深く考察させてもらえます。

 レビューの冒頭に書くのは 憚る気がしたので、ここで書かせて頂きますが。作品を読ませて頂いて とてもヌーディな感じを覚えました。ヌーディという表現が 適切かどうか、あまり自信ないですけれども。「素肌を感じる」と思ったんです。一糸纏わぬ躰で 気を感じている様な、そんな感じがしました。
 それ位 研ぎ澄まされた敏感な感覚の方なのだなと…

 それと 季語の説明が、物凄く勉強になります。

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