自我と身体のあるべき場所へ

主人公の少年が住んでいるのは、わずか十名しか住人がいない、箱庭のような小さな孤島。
かわいい幼馴染みの少女や気さくな友人、教師たちと一緒に生活を送っていますが、主人公は過去の記憶を失っており、そのことが喉に引っ掛かった骨のように明るく楽しい日常に影を落とします。
やがて目の前の現実と記憶、夢が混濁し、日常と自我が少しずつ壊れ始め、世界の全貌が明らかとなっていきますが、夢のような時が終わりを告げる瞬間、主人公が選んだ世界をあなたの目でご確認ください。