彼女は嘘つき。でもその心に生まれた気持ちはウソじゃない。懐かしい気持ちになる甘酸っぱ系小説。
遊真蘭戸『ゆうまらんど』 ちょっと名前変えました。
口に虚しいと書いて、嘘。その言葉通り、虚しい言葉を並べていく主人公。いつしかそれは言葉だけでなく……。そんな彼女の虚言で出来た殻が終盤、自己崩壊していく。思春期の捩れた想いが、反動のエネル…続きを読む
最初は些細な嘘から始まり、やがてそれが大きくなって収集が付かなくなり、ふと我に返って気付く本音。嘘と建前が当たり前になった今だからこそ伝わる乙女心というものがありました。嘘を付かなければ良かったと…続きを読む
嘘って何気なくついてしまうもので、それは他の人を傷つけないためだっだり、自分を守るためだったり。主人公の女の子がそうやって嘘をついて雁字搦めになっていくのがよく分かる物語でした。心情描写が際立ってい…続きを読む
時によってやさしさといのは相手を苦しめるものになる。しかし、やさしさを当てられた人はただきづいていないだけなんだ。本当はもっと優しくしてほしいんだ。僕はこの小説を読んでいる間、ずっとそんなことを考え…続きを読む
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