就職して会社の定年が60歳、2016年現在だと年金の支給は65歳くらいからだから、実質的な就労の定年は65歳。20歳から働いたとして、45年間もの間、社会人として社会へ貢献した見返りが、たった5年間の老後生活……か。なんだか切ないやら恐ろしいやら……。
高額なビザを購入しない限り、70歳で「定年」を迎え、安楽死させられる社会。それが当たり前の世の中を生きる主人公は17歳の青年。そして、幾子ばあちゃんは定年間際の69歳。この毒舌ばあちゃんが、実在…続きを読む
持久走も受験勉強も、時間が決められているから頑張れる。それが寿命にも言えるというのは、どうなのでしょうね。自ら決めた最期の時まで、全力で生き抜く幾子おばあちゃん。読み始めて10秒で、このおばあちゃ…続きを読む
人口爆発と食糧危機が心配されていた時代の『ソイレント・グリーン』や『定年食』よりはマシになりましたが、人的資源の劣化は如何ともし難い。私が百才まで生きたとしても、ちょうどその頃人口の4割が高齢者…続きを読む
70年で人生の「定年」を迎える。少子高齢社会となった日本において、これから本当に起こりうるかもしれないテーマを扱った名作短編です。作中の幾子ばあちゃんの生き様や名言は人生の教訓になります。そ…続きを読む
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