まさに、どんでん返しの結末!

 自分の臓器と話せる主人公は、臓器たちの指示のもと、今日も生活する。舌が「刺身を食うな」と言ってくれたおかげで、生魚にあたらずに済んだことから、主人公は大きなプロジェクトに携わることに。主人公は来る日も来る日も仕事にいそしみ、臓器たちを労いながらプロジェクトを進めていく。
 有能な舌、よく話す胃、寡黙な肝臓。臓器たちのキャラクターも豊かだ。主人公は、彼らと一致団結して、ようやくプロジェクトの企画書を作り上げる。
 しかし、彼が明日の発表のために早めに眠ろうとした時、衝撃的な事実が待っていた。さらに、ある臓器のために、主人公は――。
 最初は心温まる臓器とその持ち主の物語だが、ラストには恐ろしい現実が待っている。

 是非、御一読下さい。

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