妖怪や幽霊に対し、私もかなり懐疑的な人間だ。しかしそれでも妖怪や幽霊の話が好きで堪らない。本作品では淡々と怪奇現象の真実を暴いているのだが、作者の怪しげな物へ対する並々ならぬ愛情も窺える。面白い。それに尽きる。
井上円了、江戸時代から大正時代と激動の時代を生きた教育者で妖怪学の第一人者です。 妖怪の正体を定義づけ分類していくことによって、人間社会や心理を読み解く、なんとも興味深いです。 でも餅の中に〇〇を入れるとは……なんとも豪快というか罰当たりというか……魂消(たまげ)た、という表現がしっくりきます。
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