面白いです。

最近読み始めたばかりですが、読みやすく分かりやすい文章には好感が持てます。

たまに主人公の「あれ?みんなどうしたの?」のような白々しさがやや鼻に付くこともあるかもしれません。
しかしながらしっかりと考えて立ち回る主人公の格好良さも確かに光っています。

しかし一点だけ、貨幣価値には大いに疑問を抱きました。
銅・銀・金・白の硬貨にそれぞれ3段階(半銅貨・銅貨・大銅貨のように)あり、それぞれ50枚ごとに価値が上がるとありました。
そもそも一般に金貨とは価値がある金を使って(含有量は時代や国でそれぞれですが)いるため硬貨自体に価値があるものです。半金貨というからには大きさは金貨の半分程なのでしょう。どう考えても割に合いません。
もし現代のように硬貨に価値は殆ど無かったとしても50倍はいくらなんでもまずい。
半銀貨で成人が贅沢せず10日食べられるとのことですので、仮に日本の物価に当てはめて半銀貨=1万円としましょう。
そうすると金貨1枚は625億円の価値がある事になってしまいます。ちなみに半銅貨は0.08円です。とんでもないインフレです。ここだけは訂正した方がいいのではないでしょうか。

それ以外は楽しく読ませて頂いております。