欠陥人間

　音楽と小説のおかげで、踏みとどまれた頃の僕を見ている様です。
　作者さんにとって、文章を書くことが救いになればと思います。

　およそ読みやすさや面白さに重みを置かずに書かれた私小説なのですが（作者さんも自覚して書いているとは思いますが）、なぜか最後まで読んでしまいました。それは私にもところどころ思い当たるところがあるからなんだなぁという風に思います。
　自分がいつもどこか世界から浮いていて、周りの感覚に馴染めず、それで何か周りに卑下されていて失望されているように感じる、その居心地の悪さ。これをどこか感じているのであれば、この私小説は決して他人事ではありません。とても共感できる作品でした、つらい思いをしながら書いていただいて、ありがとうございます。

　さてこれからに言葉を添えるなら、頑張る必要もないし、頑張っても…続きを読む

私はあなたのことを何も知りません。読んだことしかわかりません。それ以上もそれ以下もない、貴方がどんな人間なのか、ここに書いてある以上に何を、どんな苦しみを味わってきたのか、私はさっぱりわからない。でもなんだか思うのです、私も似ていると。失礼かもしれませんが似ていると。
貴方がどんな感情で今を生きているのか。私は、何故か貴方を信じてみたいと思いました。苦しい時に頑張れと言われるのは苦しいですね、理解してくれないのは悲しいですね。私も同じです。
ねえ、だからどうか。

駄文失礼いたしました。