Ending2 異世界での初めての夜

GM:青く輝く月のした、アカネはベンチに腰をあずけていた。


ディアス:おいおいおい!?

GM:ご存知、夜会話です。

アリッサ:良いの!?それ、いいの!?

GM:異世界ものではアリでしょ。

レリウス:あぁ、もうどうなっても知らないぞ・・・。

アカネ:で、どういうことなんですか?

GM:そうだね、知り合った人を一人呼び出してちょっとしたお話かな。

アカネ:・・・じゃあ、アリッサかな?召喚者だし。


GM:それじゃあ、アカネは近づいてくる気配を感じた。

アカネ:じゃあ振り返るよ。

アリッサ:「あ、えーっと、良い夜ね。」

アカネ:「アリッサさん、どうかしたんですか?」

アリッサ:「部屋から抜けるあなたを見て、ね。」

アカネ:「ちょっと寝付けなくって、ごめんなさい。」

アリッサ:「そう、だよね。ごめんなさい。私が呼び出したばかりに・・・。」

アカネ:「たしかに、驚きました。ここには色々な人達がいて、魔法もある。まるでおとぎ話の中みたいです。ですけど、不安よりも・・・今は期待感の方が強いのですよ。」

アリッサ:「期待感?」

アカネ:「はい。不思議ですよね。もう帰れないのかもしれないのに。」

アリッサ:「大丈夫。」

アカネ:「え?」

アリッサ:「絶対に帰らせる、帰る方法を見つけるわ。だから、その、よろしくアカネ。」

アカネ:「・・・はいっ!!」

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