Opening2 召喚士と高校生
GM:衝撃的な魔術的拉致を行った方を進めていくぞ。
GM:「これよりアリッサ・ナイツの追試を行います。」そう話すのは召喚科の先生だ。
ディアス:「アリッサ、いつもどおりに行けば大丈夫だ。お前ならできる。」
レリウス:「その普段が失敗ばかりなんですけどね。」
アリッサ:「うるさいっ!!私だって母さんの娘だものやってみせる。」
GM:「では、試験内容のおさらいです。あなたは使い魔を呼び出し、共に戦う。それがこの試験となります。」先生はメガネをくいっと上げながら話すよ。
ディアス:なんだろう、初歩でつまづいている気が・・・。
アリッサ:今までの修行の成果見せてやる。と意気込み十分ですね。
GM:「では、始めましょう。」
アリッサ:意識を集中して、魔力を練るよ。
GM:すると、アリッサの周りに魔法陣が浮かぶ。時々、陣から発する光が安定しなくなるがそれでも順調に詠唱を進めていく。
アリッサ:「異界の獣よ、我が声に応えろっ!!」
GM:その瞬間、魔力が一点に集まり爆発を起こす。
ディアス:「ゲホッ、な、なんだぁ!?」
レリウス:「これは・・・、暴走でしょうか。」
GM:やがて、煙が晴れるすると。
アカネ:「・・・え?あれ?」
GM:見慣れぬ衣服に身を包んだ少女がそこに立っていた。
アリッサ:「・・・できた。」
GM:「ふむ、上手に召喚できたようですね。まさか人型を召喚するとは。」
先生は感心したように目を細めるよ。
アリッサ:「そ、そうよっ!!私だってこのくらい!!」
アカネ:訳も分からず、呆然としています。
ディアス:だよなぁ。
GM:「さて、続いては。」先生は宙に陣を描くと現れたのは木でできた人形だ。
「実戦での試験ですよ。」
アリッサ:「あなた、戦える?」
アカネ:「戦う?へ?」
アリッサ:「あー、もうっ!!あなた名前は!?」
アカネ:「アカネです、獅童 茜。」
アリッサ:「アカネね、私はアリッサ、アリッサ・ナイツ。召喚士よ。今から試験なのあの木偶人形を倒さなきゃならない。協力して。」
アカネ:「召喚士?倒す?協力?」
アリッサ:「見たところ、魔術で攻撃するタイプなのかしら。」
アカネ:「ま、待って!!」
アリッサ:「?」
アカネ:「戦うって、これどういうこと、私は学校から帰ってそれで変な感じになって。」
アリッサ:「・・・まさか、」
ディアス:「あぁ・・・、一般人呼び出しやがったな。」と、ボヤきます。
レリウス:「ですけど、あのような衣服見たことありませんねぇ。」と、相槌を。
ディアス:「仕方ないか。」盾を持ってアリッサの近くに行きます。
レリウス:「ディアスさん、どうしたんですか?」
ディアス:「一般人を呼び出しちゃ分が悪すぎる。レリウスお前も手伝え。」
レリウス:「えぇ、喜んで。」
GM:「あなた達どうかしましたか?」
ディアス:「悪いな、先生。最近身体を動かしていないから動かしたくなっちまった。」
レリウス:「レディ二人に任せて高みの見物も面白いですが、まぁ彼に怒られますので。」
GM:「・・・ふむ、では少しだけ難しくしますか。」二体だった人形は四体に増えるよ。
ディアス:相変わらずひどいな。
GM:バランス調整だよ。
レリウス:「初めましてお嬢さん、私はレリウスと申します。今後共よろしくお願いしますね。で、そこの盾を持っている彼が。」
ディアス:「ディアス・スターカだ。アリッサが迷惑かけちまっているみたいだな。まぁ、終わったらなんとかしてやるから。この場はコイツに合わせてくれないか。」
アカネ:レリウスの姿を見て、「・・・え、エルフ?え、本物?」と、レリウスの耳に手を伸ばし
レリウス:「ちょ!?痛い!!痛いですって!!」
アカネ:「・・・本物だ。」
レリウス:「一体、何事ですか。エルダナーンは珍しくもないでしょ。」
アカネ:「エルダ、ナーン?」
ディアス:「らちがあかないな。仕方ない。キミは後ろに下がってるんだ。戦いは俺たちがやる。」
アリッサ:「あなた戦えないでしょうが。」
レリウス:「盾だけでどう戦うんですかねぇ?」
ディアス:「うるせぇ!!いつもどおりにやんぞ。」
アカネ:・・・これ、私どうやって戦う決意したらいいんでしょうか?
GM:あーっと。じゃあこうしよう。キミが展開についていけないでいると頭の中から響くような声がしてきた。
『戦え』
アカネ:「えっ!?」
GM:『戦うための力は与えよう。』
アカネ:「声!?」
GM:『決意しろ、戦うため、守るため、助けるために戦うと。』
アカネ:「・・・何がなんだか、わからないけど。やればいいんだよね?」
GM:『そうだ。さぁ受け取れ。』声が聞こえなくなるとキミの両手に銃が現れる。
アカネ:「・・・これは。」
レリウス:じゃあ、その銃を見ながら「なるほど、銃使いですか。これは頼もしい。」
アカネ:「えっ?いや、これはっ!!」
ディアス:「なるほどな、まぁ偏っているがどうにかなるか。」
アリッサ:「さぁて、じゃあやりますかっ!!」
アカネ:「もう、どうなってるのよぉぉぉぉぉ!!」
GM:ミドルフェイズ、いきなり戦闘いくぞぉ。
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