一つ一つの話が、まるで音楽のよう。個性的な曲が合わさって、それが一つの作品になっている感じ。芸術性では群を抜いていると思います。読んでいて、なんだか素敵な気分になりました。文章は技巧的ではあるが少々読むときに躓きます。さらさらと読むタイプではなく、じっくりと鑑賞するタイプの作品だと思います。
るりですよろしく。
ごたごた短編集とあるが、様々なタイプの作品が集まっているという意味だろう。確かに、とても文学的な香りの強いものから娯楽性の高い楽しいものまで、色々な短編があった。「恋人たち(恋愛の話)」「過去の…続きを読む
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