第1話のインパクトが強く、視点の切り替えも良いため、引きずり込まれます。共感できる状況描写と文章量のバランスが良く、次に続くものがあります。とかく私は狼が好きなので。
いえいい意味でのわけわかんない! です。 ともかく、最初から世界観以外大した説明もなく次々と場面が展開していくものだから、読者も状況の整理ができないままに一人と一匹の旅路に同行する羽目になります。冒頭に登場した男やサチとサーナは何者なのか、何故ミノーラの家族を殺し、他者に殺しを命じるのか。謎に次ぐ謎が疾走感を演出し、これからの展開を楽しみにさせていると思います。
まず、登場キャラクターがいい性格している。文章も巧いので、どんどん次が読みたくなる作品。言葉遊びと世界観がマッチしていて今後の展開がとても気になる。