スタニスワフ・レムの架空書評集『完全なる真空』のゲーム版という感じ。どのゲームもいかにもありそうで、なおかつユニーク。そしてこのレビューを通して、「人はなぜゲームをするのか」という根元的な問題が問われる。
未来の世界の未来のゲーマーの語る未来のクソゲーたち。ハチャメチャなアイデアに満ちた未来のゲームを語りながら、そのゲームの背景としての未来の歴史、未来の風景も描写されていく。ゲームレビューという、読…続きを読む
架空の書評というとボルヘスの短編やスタニスワフ・レム『完全な真空』辺りが思い浮かびますが、架空のゲームレビューとは……まずは設定の勝利。かつて伊集院光のラジオ内に「3点ゲーム」という架空のクソゲー…続きを読む
ゲーム好きの心をくすぐる、ボンクラ的な文体がたまらない。古き良き(こじれていることを良いと言うかは分からないけれど)おたくというやつが未来にも生きていてほしい。そう思ってしまう
世の中にはクソゲー、と呼ばれるものがある。その基準は人によって様々だから、明確な定義付けを行うことは出来ない。さる名作をクソゲー呼ばわりするユーザーもいれば、プレイした大多数がクソゲーと呼ぶゲーム…続きを読む
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