慣れない戦闘

振り払うと、全速力で薄気味悪い奴がいる奴のほうとは反対方向に、逃げ出す。


だけど、すぐにそいつは僕の目の前に回り込み、また掴みかかってきた。


””これはやばいな、お前のジーンマッピングはまだ不完全なんだ、できるだけ素早く逃げろ!""


「はあ?また頭の中で誰かが話しかけてきた、一体何なんだ??」


""物わかりの悪い奴だ...仕方ない...いいか!これから私の指図通りに動け!まずは2時方向に3歩踏み出せ!""


「2時って?どういう意味?」  

思わず独り言で反応してしまう。


"チッ使えんな!なんでこんな男を実験材料に選定したんだ...お前の目の前の右にある駐車禁止の標識があるあの方向に3歩だ!やれ!やらないと死ぬぞ!"



「そっその次は?」


""対象が、お前の左のこめかみに向かって手拳で殴りつけて気絶させようとするから、斜めに路駐してあるバイクのミラーあたりの角度まで左手で強く振り払え、少し痛むぞ、耐えろよ"


言われるがまま、緑の奴が右手で殴りかかってきたので、左手をミラーの辺りに上げて...その瞬間左手にものすごい強い痛みが走る!


「ぐっ痛てえ!!!」


"ハァ〜痛みに弱い奴だ…ほら次、相手の腹ががら空きだ、右手で思いっきり正拳突きだ!"


「えっ?せいけん…何?」


"バカ!もう間に合わん!"


次の瞬間、僕は腹に強烈な強い痛みを感じた、

下腹部を見ると緑色の腕がナイフのように鋭利な刃物に変化し、刺さっているのが分かった。












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光合成 ITSUMONO @melonguma

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