作者さんがいて物語ができた、というよりは、別の世界で長い年月の中起こった物語が作者さんの力を借りて、この「幸福の邪心様」という物語になったのではないか、そう思わせるお話でした。
個人的にとても好きです。
もしも神様とよべる存在がいたとしても、その存在はただ力が強くて純粋な人(者?)なのかもしれない。
案外話そうと思えば話すことができて、手をつなごうと思えば手をつなげるのかもしてない。
どんなに凄い人、強い人(者?)でも、自分とは違うだけの、ただそれだけの命なのかな、とそんな事を考えさせられる物語です。