世界はそれを可愛いは正義と呼ぶんだぜ!

「ついでにすね毛は家出中でしょうか」
「二の腕は隠さないとやばかったんだ」
この一文に不思議な魅力と愛らしさを感じてしまいました。
普通だったら単にコミカルな台詞として受け取る筈なのに不思議です。
その理由はきっと、丁寧口調でおっとりとした感じの主人公の一人称が、この作品世界をパステルピンクの優しく甘く楽しい場所にしてしまうからでしょう。
台詞の一つ一つから可愛いが溢れてくるお菓子箱のような短編なので、時間が有る方は是非読んでみてくださいね。

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