大切な人を思う心が重なり合った物語

少女を庇護してくれた人は、一年ごとに記憶がリセットされてしまう呪いを受けた人でした。
この記憶が消えてしまう、というありがちな物語を、とても丁寧な文章で書かれています。

日々の描写や、それぞれが、大切な人を思う心が切なく、宝物の日々が永遠につづけと、願いながら読み進めていきました。物語の締めくくりが、幸せなフィナーレだからこそ、過去をいとしく思います。

素敵な物語をありがとうございました。